Xiamen XR Studio(厦門XRスタジオ)

厦門に誕生したバーチャルスタジオは、AOTOのUシリーズとIFV2シリーズの高性能LEDを駆使し、バーチャル放送の新境地を切り拓いた。ピッチ2.8mmのUシリーズLED227枚を配置し、最先端のLEDチップやドライバーIC、広電圧対応電源で安定した高精細映像を実現。さらにナノコーティングで防塵・防湿・静電気対策も万全。クリアで美しい映像と信頼性を両立させ、制作現場に次世代の表現力を提供するスタジオだ。

厦門XRスタジオには、181枚のピッチ2.9mm IFV2シリーズLEDも導入されている。GOB技術を採用したこのフロアスクリーンは、PCマスクやアクリル、ガラスパネルを使わず、前面IP67・背面IP41の防塵防水性能を備える。衝撃や静電気、酸化、紫外線にも耐え、どんな環境でも安定した映像を実現する。

キャビネットは500×500mmのダイカストアルミ製で、CNC加工により精密に仕上げられており、モジュール間の継ぎ目はほぼ目立たない。これによりフロア全体にわたるシームレスな映像表現が可能となり、XRスタジオの臨場感と没入感を最大限に引き出している。

コントロールシステム

このプロジェクトでは、AOTOの次世代コントローラー、ATLV-X4とATLV-4Kを採用。X4コントローラーはフレーム再構成技術を駆使し、同じLEDスクリーン上で入力映像の異なるエリアや単色を表示できる。これにより、複数カメラで異なる映像コンテンツを同時撮影でき、映画撮影での特殊効果を大幅に強化。映像の迫力と芸術表現を一段と引き上げる。

今回のプロジェクトを通じ、AOTOはLEDディスプレイ技術における圧倒的な実力と革新性を示した。UシリーズとIFV2シリーズのディスプレイ採用により、バーチャルスタジオの映像表現や撮影クオリティが向上しただけでなく、信頼性の高い技術的サポートも提供。高精度なシームレススプライシングと先進のコントロールシステムが、卓越した視聴体験を実現し、「メイド・イン・チャイナ」の魅力と実力を余すことなく発揮している。

このプロジェクトは、AOTOにとって大きな技術的飛躍であり、バーチャル放送業界の新たな基準を打ち立てた。今後もAOTOは、多様な産業やクライアントに向けて高品質ディスプレイソリューションを提供し、VRと放送技術の発展をリードしていく。