7月23日、奥拓電子(AOTO Electronics)と中広国際(China Broadcasting International)による共同主催の**「CITS 2025 第二回 映像撮影技術イノベーション&トレンドフォーラム」**が北京ヒルトンホテルにて開催されました。
本フォーラムには、中国映画集団(China Film Group)、愛奇芸(iQIYI/中国の大手動画配信プラットフォーム)、Aputure(映像照明ブランド)、北京電影学院(Beijing Film Academy)など150名を超える映像撮影分野の専門家および関係者が参加しました。
今回のフォーラムは「リアルとバーチャルの共生・スマート映像の未来」をテーマとし、映像制作における技術革新と今後のトレンドに焦点を当て、深い洞察と先見性を備えた意見が交わされる知見の場となりました。
中広国際 副総経理の何東波(か・とうは)氏は、挨拶の中で以下のように述べました:
「現在、映像業界は“フィルム時代”から“デジタル時代”、さらに“スマート時代”へと飛躍的な変革を遂げています。技術革新は映像業界に新たな活力を与え、産業全体の深化した交流と発展を促進しています。」
また、奥拓電子 取締役会長の呉涵渠(ご・かんきょ)氏は次のように語りました:
「LEDバーチャルプロダクション技術は爆発的な成長を見せており、過去1年間で世界中において新たに100件近くのプロフェッショナルLEDバーチャルスタジオが設立され、200本以上の主流映画作品がこの技術を用いて制作されました。映像撮影技術は『バーチャルがリアルに奉仕する』時代を経て、いまや『バーチャルとリアルが共創・共生する』新たな時代へと進化しています。」
呉氏はさらに、奥拓電子はこれからも技術革新によって業界をリードし、芸術とテクノロジーの融合や大規模な応用といった課題に業界の仲間と共に取り組んでいくと表明しました。
中国光学光電子協会 LEDディスプレイ応用分会(中国におけるLED産業団体)の理事長・関積珍(かん・せきちん)氏は、
「LEDディスプレイは単なる“表示ツール”から“デジタル・インフラ”へと進化しており、奥拓電子をはじめとした企業による異業種連携の実践が、業界の模範となっている」と評価しました。
本フォーラムでは、映像・放送業界を代表する6名の専門家が登壇し、それぞれの視点から映像技術の最新動向について講演を行いました。
また、米国の映画業界誌『
American Cinematographer』のバーチャルプロダクション部門編集者 Noah Kadner(ノア・カドナー)氏は、「新技術を受け入れるには、ツールとの協働的思考が重要である」と提言しました。
奥拓電子 副総裁 兼 創想数維(AOTO Creative Dimension)総経理・呉未(ご・み)氏、および奥拓電子 智能映像研究院 副院長・厳振航(げん・しんこう)氏は、
「XR技術が新たなメディア活用シーンを切り拓く」
「3つの技術ソリューションでVP(バーチャルプロダクション)の課題を解決」というテーマのもと講演を行いました。
同社のLEDディスプレイ、制御システム、XR技術が、映像制作、ライブコマース、教育分野などでどのように応用されているか、また、技術力・ブランド力・サービス対応力における優位性、さらにはこれまでの実績について紹介しました。
本フォーラムは、産学研の力を結集し、映像技術革新の活力を強く印象づける機会となりました。
主催者として奥拓電子は、高度な技術力と業界洞察力をもって「リアルとバーチャルの共生」というビジョンに現実的な道筋を示しました。
今後も、奥拓電子はパートナーとともに、より高品質でスマートな映像制作の未来へ向けた技術革新を進めてまいります。